【季節の風景】松籟を聴く関 寛斎像
助任川沿いの河畔緑地の松並木の中に関 寛斎(せき かんさい・1830~1912大正元年)の
胸像があります。千葉に生まれ幕末から明治時代の蘭方医ですが、1873年から約30年間、
徳島で一町医者として貧富の別なく診療に当たった赤ひげ先生のような仁医でした。
司馬遼太郎「街道をゆく 阿波紀行」でも彼の業績や慈愛がたたえられています。
松籟は松の梢に吹く風やそれに揺れる音。四季の松籟を聴く像の見つめる先は何か?
徳島でもっと知られてもいいのではと思う偉人です。(お)